奥出雲と鉄 たたらと刀

2017年2月19日(日)~24日(金)入場無料 11:00-20:00

たたらと刀づくり

たたらとは

砂鉄と木炭を原料として用いる製鉄法で、島根県東部では約1400年以上も前から盛んに行われてきました。

粘土で作った炉で砂鉄と木炭を燃やし、様々な化学反応を経て、日本刀の原料となる「玉鋼(たまはがね)」という鉄を生産します。
たたら製鉄は「村下(むらげ)」と呼ばれる技師長の指揮の下、三日三晩続き、約10トンの砂鉄からおよそ2トンの玉鋼を得ることができます。

原料の砂鉄は「鉄穴流し(かんなながし)」と呼ばれる技法により、中国山地の山々を切り崩して採取しました。砂鉄を採取した跡地は整備されて水田となり、現在は「仁多米」を生産しています。
また、燃料となる木炭を得るためには山林を伐採する必要がありました。ただ伐採するだけでは木材は枯渇してしまいます。そこで、伐採した後には植林を行い、木材が枯渇することのないよう計画的な営林が行われていました。

つまり、たたら製鉄は、ただ自然から資源を奪うのではなく、生産と再生を繰り返し行う持続可能な産業として栄えていたのです。

  • 製錬から玉鋼つくりまで
  • 日本刀の作刀工程・研磨工程

奥出雲町のものづくりに関する様々な“思い”を形にして世界に発信していくための証。
自然と神話の世界観の中で、たたら製鉄を中心として自然と人間が見事に協調し、農業と林業そして鉱業の全てが統合した暮らし。
そこで育まれた奥出雲の文化や伝統。
たたら製鉄の技術や日本刀の中に見ることのできる技と美を象徴する証です。